熊本とっぺん通信

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だしをよく吸う、やわらか大根

      2015/10/28

だいこん島田_Top

農業を始められたのは17歳か18歳のころ。現在68歳なので、半世紀は農業に従事しているという島田さん。気さくな奥さんと共に、熊本とっぺん野菜自慢の「だいこん」や、今年大人気だった「にがうり」などを育てられています。

 

天候次第だからこその土づくり。

大根をつくって20年ほどになりますかね。現在は路地*1とハウスの両方で栽培しています。大根に限らず、野菜づくりに最も大事なのは土づくりです。土壌の環境を改善させるために緑肥*2を使っています。緑肥を土に混ぜることで、有機物が増加し、土壌中の微生物がよく繁殖します。土がやわらかくなり、水はけや保水力も高まります。また、病害虫の多発を防ぐ効果もありますね。ただし、今年いい土になったとしても、天候次第で来年はどうなるか分からない。だからこそ、土づくりが最も大事なことだと思っています。

*1 露地栽培:ハウスなどの特別な設備を使わずに、自然条件を利用して露天の耕地で作物栽培する農法。
*2 緑肥:植物をそのまま土壌にすき込んで肥料とすること。

見た目もおいしさ。

その土で育った大根は、毛穴が小さい、肌のなめらかな、キメの細かい野菜になります。食感はサクサクとしていて、みずみずしい、新鮮な味わいが楽しめます。あと、見た目の美しさも大事なんです。長さが35センチほど、太さが7センチほどで、まっすぐな大根です。形の良さにもこだわって作っています。

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ダシをよく吸って
ホクホクおいしい。

大根の一番おいしい食べ方といったら、やっぱりおでんですよね。わたしのつくる大根はやや甘みが強いと言われていますが、本来、大根そのものにはほとんど味がありません。やわらかく育った大根は、おでんにするとダシをよく吸ってホクホクと本当においしいと思います。同じように汁を吸い込みおいしくなる料理として、豚バラと大根の煮物があります。ダシと豚バラの油を吸い込んで、これまたおいしいですよ。あとは、サラダとして、細く刻んだ大根にカリカリにしたベーコンを油ごとかける。ビールに良く合いますね。

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愛嬌たっぷり。奥様のチヅコさん

農業は天候に一番左右されます。昔より今は気温の差が激しく、農作物づくりが難しくなったと感じています。そんな中でも、今後は収量が少なくなっても、品質のいい大根を作っていきたいですね。

 

島田さんのだいこん


大根|熊本とっぺん野菜|281円(税込)

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