熊本とっぺん通信

「熊本とっぺん通信」日々を、おいしく、うつくしく。

ただ作るだけではダメ、熱意を持って取り組むこと。

   

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今日ご紹介するのは、熊本とっぺん野菜の「里芋」を栽培する高橋裕一朗(たかはし・ゆういちろう)さん。熊本県の農業高校を卒業して18歳の時に、家業を継ぐ形で農業を始められ、38年間目。農業を始めた頃は、この地域で盛んだった養蚕をされていました。ところが、養蚕が衰退し始めたため、米やミニトマトなどの野菜の栽培を始められ、里芋は養蚕をしているころから桑畑の間に植えていたそうです。

 里芋づくりでもっとも大事にしていることは土づくり、堆肥づくりです。近くの畜産農家から別けていただく有機肥料と熊本とっぺん野菜オリジナルの有機配合肥料料「泉の力」を合せて土に入れます。大切なのは「地力」です。圃場(畑)は平地より700メートルほど高い高冷地です。夏でもクーラーがいらないくらい涼しいところなので、病気や害虫は少ないほうです。

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 里芋はある程度、地温が高い方がよく、雑草を生やさないことも大事です。そのため、マルチと呼ばれるビニールで覆っています。こうすることで地温が高くなります。ここは高冷地ですので、冬には雪が30センチ積もることもあります。冬の管理が非常に大変です。寒さや霜から里芋を守るため、土を30センチは盛り、収穫後の里芋に甘みが増すように保存しています。

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私の里芋は、ねっとりとした粘り気のいい品種「改良 石川早生」です。里芋のおいしい食べ方ですが、煮物、汁物など、煮、炊き系は何でも合います。少し小さいものは、湯がいて塩や醤油を少し付けて食べるのが素材の味を堪能できて、本当においしいですよ。

農作物というのは、ただ作るだけではダメなんです。当たり前かもしれませんが、熱意を持って取り組む。とにかく、おいしいものを作りたい。変なものは出せないというプライドを持ってやっています。


出荷はまだですが、ねっとりおいしい里芋。今から楽しみですね。

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