熊本とっぺん通信

「熊本とっぺん通信」日々を、おいしく、うつくしく。

vol.5 みずなの作り手 上野ちはるさん

      2015/07/28

試行錯誤の連続の末、熊本でみず菜のハウス栽培を実現。

上野家で「みず菜」を作り始めて20年。露地栽培のみず菜は以前からあり、冬限定で出荷している産地がほとんどでしたが、上野さんは熊本で初めてハウスみず菜の栽培を始め、周年の出荷を実現しました。

とっぺん野菜の作り手たち

  • vol.5 みずなの作り手
  • 上野ちはるさん

待っているお客様に、毎日お届けができるように栽培をする。

当初は産地の京都にまで栽培を学びにいき、熊本では平坦地での葉物の栽培はほとんどないので、栽培も試行錯誤。今では浸透しているミズナですが、夏場は売れない日が続くなど、苦戦の毎日でした。

何事も経験と記録を取るために、毎日、天候や行ったことや栽培日誌をつけ、今までの天候や種まきのデータを見ながら、今年の種まきをするなど20年間続けて、ある程度安定して作れるようになりました。

といっても、順調にできるばかりではありません。

堆肥の配分がうまくいかなかったことや、悪天候で1つのハウスが塩害。

種をまいてもほとんど発芽せず、何も作れない畑になってしまいました。

ほかの作物を植えたり、このハウスだけ土づくりを変えたりとしましたが、やっとミズナがほかのハウスと変わらないように作れるようになったのは、5年ほど経った今年から。

「少しの失敗やずれが重なると問題が大きくなる。」

以前から、自家製堆肥を作っていましたが、今まで以上にじっくりとおいて発酵させ、9か月~10か月くらいしてから畑に使うようになりました。

撒いた後も、元の土にしっかりと混ざるように耕運し、なじませるために2、3週間置いてから種まきをしています。

現在、主力となってミズナの栽培をしているのは、上野さんの息子のお嫁さん、ちはるさん。

10年ほど前から、ミズナの栽培を、ご両親と始めましたが、任されるようになったのは3年ほど前から。

始めは、お父さん、お母さんが話している意味が分からなかったが最近では、仕事の話も一緒にできるようになり、がむしゃらの毎日だったのが、最近では楽しくなっているそう。

そんな上野さんのこだわりは、待っているお客様に、毎日お届けができるように栽培をすること。

これはなかなか難しくて、天候に合わせて種まきを考え、季節(夏場は1か月くらいで出荷、冬は2か月半で出荷)によっても大きく変わってきます。

また、ここ最近は天気にムラがあり、経験だけでは難しくなっているそうです。

今後どんなミズナを作っていきたい?

食べたときに、芯や繊維が残らないがシャキシャキ感とやわらかさが残るミズナを周年栽培する。

ほんの少しだけ緑の薄い上野さんのミズナはシャキシャキ感と柔らかさがある証拠です!

ちなみに、12月~2月までのミズナは無農薬で作っていますよ!

作りての育てた野菜

シャキシャキの歯ざわりはそのままに、

やわらかく食べやすいミズナに育てました。

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